ウェビナー/ZOOM

Zoom新機能「イマーシブビュー」の使い方

バーチャルな背景画像の任意の位置に、参加者の映像を並べ、没入感を与える

Zoomでは自身の背景画像を変更できる機能が知られていますが、いつも同じ設定では退屈に思えるかもしれません。新機能のイマーシブビューでは、会議室や教室のような画像の中に参加者の画像を並べることができるようになります。バーチャル空間でありながらZoomミーティングの内容に画面の雰囲気を合わせられるのが利点です。カナダのメディアMake use ofがイマーシブビューの使い方を解説しています。

組織用のアカウントでは設定画面からイマーシブビューを有効化する

イマーシブビューは2021年4月に公開され、それ以降に更新したZoomのアプリで利用可能です。企業や組織のアカウントであれば、設定画面からイマーシブビューの機能を有効にする必要があります。Zoomミーティングを開始したら、発信者ビューやギャラリービューといった選択肢に加えてイマーシブビューが選択できるようになりました。Zoomのウェビナーの場合、パネリストの映像が画面上に並べられます。ただし、プレゼンテーションなどを表示するために画面共有をした場合は、イマーシブビューは見られなくなります。
イマーシブビューの背景となる画像はホストが変更可能です。Zoomがあらかじめ用意した画像だけでなく、自分で画像をアップロードする機能もあるので、その用途に合わせて面白い画像を使ってもよいでしょう。背景画像には適した解像度やアスペクト比があるため、ユーザーに良い印象を与えるよう、画像の要件を確認する必要があります。

会議や授業・式典といった場面に合わせ、背景画像の中に参加者を配置する

イマーシブビューで画像を並べ替えられるのは、原則的に最大で25人までとなっています。式典を催したり、面談を行ったりと、座席順に意味がある際には、現実と同じようにZoomの画像でも座席の位置を並べ替えると、雰囲気を変えられるかもしれません。ホストは各参加者の画像の大きさを変更する権限があるので、会議の発表者や役職者に注目が集まるよう大きく表示し、後から参加した人は小さいままにしておくといった工夫も可能です。

まとめ

Zoomのイマーシブビューは、見慣れたオンライン会議の画面をより興味深いものにする新しい機能です。Microsoft TeamsやSkypeでは既に同様の機能があり、Zoomもそれに追随する形となりました。Zoomのプログラムが最新でなければ単なる黒い背景画像になってしまうので、参加者にトラブルが発生した際は、Zoomの更新を促すようにしましょう。

参考資料
https://www.makeuseof.com/use-immersive-view-zoom/
著者:Takayuki Sato

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