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ハイブリッド環境を支援するZoomのインテリジェントディレクター機能

ハイブリッド環境におけるユーザー体験を向上させる

ZoomはAIを活用した機能を次々とリリースしてきました。中でもインテリジェントディレクター機能はハイブリッド環境を支援するものです。大きな会議室から複数のユーザーがZoom会議に参加した場合、全員の顔がよく見えないという課題がありました。インテリジェントディレクター機能では、複数のカメラ映像からAIが最適な映像と角度を選択し、各参加者がよく映るようになっています。同機能を含め、Zoomの新たな製品戦略についてUC Today社が解説しました。

オフィス回帰のトレンドの中、会議システムZoom Roomsの機能を拡張する

インテリジェントディレクター機能は、会議室に設置する据え置き型の会議システムであるZoom Roomsと共に利用されます。ユーザーが振り返ったり、位置を変わったりした場合でも、複数のカメラが最適なアングルを維持するので、リモートの参加者は常に顔が見えることになります。対面でミーティングをしているのと変わらないような感覚で、ハイブリッドの会議を進めることができるのです。

Zoom社のCPOであるSmita Hashim氏は「より多くの人がオフィスへ回帰する中、リモート参加者の体験にだけ目を向けるのは十分ではなく、企業ではハイブリッドミーティングの体験を向上させる必要があります。」と述べました。そして、「インテリジェントディレクター機能は、居場所に関わらず、対面と同じように従業員同士を結びつけることができます。」と加えています。

会議の要約を作成・配布する機能を含め、AIを活用したソリューションが揃う

インテリジェントディレクター機能は、数あるAI機能の1つです。他のAI機能としは、ミーティングの要約を自動的に作成するZoom Meeting Summaryが挙げられます。Zoom会議のホストは自動的に要約文を受け取ることが可能であり、Zoom Team Chatというチャット機能を介して参加者へ配布できます。

まとめ

ハイブリッド環境では、オフィスで対面する参加者と、リモートでの参加者が同じように機会が得られるようにできることが重要です。企業における生産性を確保するためにも、インテリジェントディレクター機能のようなソリューションは欠かせないものになっていくでしょう。
参考資料

Zoom Rooms Intelligent Director Launched to Enhance Hybrid Working


著者:Takayuki Sato

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