ホストによる管理機能はパソコン向けアプリでのみ利用可能
Zoomを介してオンライン会議に参加する場合、パソコンとモバイル機器のいずれかを用いることができます。どちらのケースでも、基本的な用途は同様に利用できますが、いくつかの機能には相違があります。米メディアReviews.orgは、ZoomのPC向け、モバイル向けアプリの違いについて解説しました。
Zoomでは、PC向けアプリにのみ、ホストが用いる全ての管理機能が有効になっています。そのため、アンケートをとる、画面共有の権限を与える、ブレイクアウトルームを作成する、外部にストリーミングする、といった機能を用いる際には、パソコンからホストとして参加する必要があります。これらの機能はモバイル向けアプリでは無効になっているからです。
チャットや外見補正に関する一部の機能がモバイルでは利用できない
パソコン向けアプリでは、チャット内の機能が、モバイル向けよりも優れているという特徴があります。具体的には、送信済みのメッセージを編集したり、感情を伝えるのに有効なGIFアニメーションを送信したりする機能が利用可能です。
また、Zoomでは背景画像を任意に変えたり、美肌機能によって外見を補正したりする機能が注目されており、パソコン向けのアプリケーションであれば、これらの機能を十分に活用できます。一方、モバイル向けでは順次、展開されている段階にあります。背景画像はAndroidとiOSの両方で使えるようになりましたが、今のところ、美肌機能はiOSでのみ利用可能です。
電話回線を介してオンライン会議に参加するのにモバイル向けアプリが有効
モバイル向けアプリが便利なのは、Zoomの会議に電話で参加するケースです。インターネット接続が不安定だったり、パソコンのマイクやスピーカーが不調だったりするときには、電話回線を使ってZoomにログインすることができます。アプリの指示に従って、発信元の国を選択し、指定された番号に電話をかけて、会議に参加します。
まとめ
Zoomでは多くの機能がパソコン向けに展開されており、自身がホストを務めるときには、その管理機能を十分に使うため、パソコンから参加することが推奨されます。多くの機能はモバイル向けでも利用可能なので、PCが使えないときには、モバイル向けアプリを活用すると、その利便性を享受できるでしょう。
参考資料