ウェビナー/ZOOM

Zoomが新たに導入する「消えるペン」と絵文字機能

共有した画面に手書きで書き込みし、自動的に消去される「消えるペン」

Zoomでは、コミュニケーションを促進し、ユーザーが自己を表現するのを助ける機能が積極的に開発されています。2021年4月の更新では、Zoomミーティングやウェビナーで使える機能の拡張が発表されました。Zoom社は、スクリーン上に注釈をつけられる「消えるペン」や、絵文字機能について、その詳細を解説しています。
「消えるペン」は共有された画面上で、文字やイラストを強調するために、書き込みを行える機能です。Zoomウェビナーで利用可能であり、聴衆の注意をひくのに有効です。その都度、書き込みを消す必要はなく、自動的に消去されていくので、発表者の負担を軽減できます。
Zoomのモバイルアプリにおけるホワイトボード機能も更新されました。ホワイトボード機能では、実際の黒板のように、自由に書き込むことができます。今回の更新ではオートシェイプの機能が加わり、線や図形を手書きで描いた際に、自動的に正確な形へ整えてくれるようになりました。セールスやトレーニングといった場面で、概念を説明するときにも、手軽に手書きをしながら、見栄えの良い図形を描けるようになります。

組織用アカウントで、メンバー全員に展開できる豊富な絵文字

Zoomミーティングではより多くの絵文字が利用できるようになっています。例えば、顔文字を使う際に、肌の色合いを選択可能です。組織用のアカウントの場合、管理者が利用できる絵文字の設定を行う必要があります。
加えて、組織用アカウントでは、従業員情報の設定に関して新たな機能が公開されています。具体的には、従業員のZoomプロファイルに上長を表示させるものです。組織情報は手動での設定も可能ですが、シングルサインオンの仕組みを活用することもできます。G Suite、Azure、Okta等のIDサービスプロバイダーと連携して、自動的に上長の設定を行います。

まとめ

Zoomではコミュニケーションを円滑化させる機能を継続して開発しています。上記のほかにも、クラウド電話サービスZoom Phone等でも新機能を発表しました。最新バージョンのZoomアプリをダウンロードし、最新機能を確認してみましょう。

参考資料

Updates Incoming! Vanishing Pen, InformaCast, New Meeting Reactions, and Zoom Chat Management

著者:Takayuki Sato

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