ウェビナー/ZOOM

Zoomを守る重要なセキュリティ設定

待機室やロック機能により、ユーザーの参加を制限する

コロナ禍を通じて利用が増えたZoomは、2019年から2020年にかけて3000%ものユーザー数の増加を記録しています。これほど急激な増加を経験した企業は、オペレーション上の課題を抱えるものです。Zoomではセキュリティに関する指摘が続き、それを改善する取り組みがなされてきました。米メディアInfoSec InsightsがZoomを守るために推奨されるセキュリティ設定について解説しています。

Zoomのセキュリティ設定は、信頼できる参加者のみミーティングに入れるよう、ホストが管理できるようにします。待機室の機能を有効化すると、ホストが許可するまで参加者がミーティングに入れないようになるのが利点です。ただし、参加者が多いと、全ての参加者を許可するのが難しい場合があります。そのため、ミーティング開始後、ロック機能を使って途中参加を禁じることで、想定していないユーザーの参加を防ぐ方法もあります。

参加者の活動を一時停止し、不快な言動をとるユーザーに対処する

多くの場合、ミーティングやウェビナーの参加者には事前にZoomの情報を通知します。その際に、参加に必要なパスワードを設定しておけば、事前に連絡を受けていないユーザーの不正な参加を防止できます。
参加者が不快な言動をとった場合、ミーティングをその場で一時中断し、そのユーザーの参加を拒否したり、通報したりする方法が提供されています。Zoomのセキュリティアイコンを押し、「参加者の活動を一時停止」を選択すると、すぐに参加者の音声・映像及び画面共有が停止し、ロック機能が有効化される仕組みです。不快なユーザーに対応した後は、音声や映像を有効化し、ミーティングを再開できます。

二要素認証によってアカウントを保護する

組織でZoomアカウントを使っている場合、各ユーザーで二要素認証を有効化することが推奨されます。スマートフォンやアプリで、一時的に有効なパスワードを受け取って、アカウントにログインできるようになります。不正なログインを防ぎ、安全にZoomが使えるようになるのがメリットです。

まとめ

Zoomは簡単に豊富な機能が使えるので、テレワークやオンライン授業等の増加と共に、普及が進んできました。Zoomはセキュリティに関する機能を充実させてきており、これらを活用すれば、安全にビデオ通話を導入していけるでしょう。

参考資料

How to Secure Zoom: 7 Important Zoom Security Settings


著者:Takayuki Sato

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