見出しの作成に関するブレインストーミングでAIを活用する
ウェビナーは、商品やサービスを解説し、見込み顧客の購買意欲を高めるのに効果を発揮します。しかし、論理的で分かりやすく、視覚的に訴えるスライドを作成するのは簡単ではありません。そこで、チャットやブログ記事の作成にも使われるようになった人工知能技術を、スライド制作に活用しようという試みが進んでいます。MyOwnConference.comがAIを使ってプレゼンテーションスライドを作成する方法について解説しました。
ウェビナー制作の第一歩は、見出しの作成であり、全体の流れと詳細さを規定するものです。自社が提供する製品やサービスに関連したテーマを導き出すよう、ウェビナーの内容に関するブレインストーミングを支援してくれるSurfer SEOやFraseといったツールも開発されています。
ChatGPTで本文を作ったり、Canvaでスライドの雛型を選択したりできる
次の工程は、スライドに使用するデザインテンプレートの選択です。人工知能技術を導入されたCanvaのようなプラットフォームは、ウェビナーの目的に応じて最適なものが提案されます。また、自社のブランドイメージに合わせて色やフォントを指定することも可能です。
コンテンツ制作にもAIは役立ちます。ChatGPTやJasperといったツールでは、見出しにするべき内容や、聴衆の特徴などを入力として与えると、コンテンツを自動で作成してくれます。そして、前工程で選択したスライドへコピーすれば、プレゼンテーションスライドの基本的な要素は完成します。
生成系AIへ見出しや本文を入力し、スライドへ掲載する画像を作成する
スライドへ掲載する画像もAIで作成することが可能です。最近は、文章から画像を作成する生成系AIが開発されています。つまり、見出しや本文の文言を入力すると、それに適した画像を生成できるので、ウェビナーの内容を聴衆へ強く印象付ける効果が期待されます。
ウェビナーのアクセス解析は、データ分析機能を持ったAIを利用します。どのような見込み顧客が参加したのか、ウェビナーの効果はどのようなものかといった洞察を得るのに、ビッグデータ分析ツールを利用すると良いでしょう。
まとめ
生成系AIの登場によりプレゼンテーションスライドの作成に要する時間は劇的に短縮できるようになりました。視覚的に優れたスライドを効率的に作成できれば、訴えるべきメッセージを広く見込み顧客へと届けられるでしょう。
参考資料