自社が宣伝したい商品・サービスのウェビナー戦略について質問する
ChatGPTは、人間が書いたのと同じように自然な文章を作成できるAIツールとして話題を集めています。ウェビナーのコンテンツ企画に、これまで数時間要していた場合でも、ChatGPTを活用すれば数分で完了するかもしれません。Easy webinar社がウェビナー準備にChatGPTを活用する方法を解説しました。
コーチングサービスの集客にウェビナーを用いる場合を例にしてみましょう。「ウェビナーを通じてコーチングサービスに集客するには、リード獲得のために何をするべきでしょう」とChatGPTに質問します。そうすると、目標の設定、テーマの選定、コンテンツ準備、CTA(コール・トゥ・アクション)の提示といったポイントを示してくれます。
ChatGPTは、プレゼンテーションの目次を含め、コンテンツ作成を高速化する
ChatGPTは、前回の質問を踏まえて、より詳細な回答を求めることが可能です。例えば「上記『コンテンツの準備』について、具体的にするべきことを教えてください」と入力します。事例や統計データを用いる、参加者が実際に活用できるツールやテンプレートを提供する、といったアイデアが得られるでしょう。ウェビナー経験者には当然に思えるかもしれませんが、経験の浅い人にとっては有益なアドバイスとなります。
さらに、「上記ポイントを踏まえてプレゼンテーション・スライドの目次を作成してください」とChatGPTに質問すると、箇条書きで目次の例が得られます。ウェビナーの目的や、問題認識と理解、解決策の提供といった一連の流れが数秒で作成されます。
ChatGPTの出力結果を、自社の状況に合わせて最適化する
ここまで見たようにChatGPTはウェビナーのたたき台を作成するのに効果を発揮することが期待されます。ただし、得られた結果を自社の状況に応じてカスタマイズするのも重要です。自社にまつわるストーリーを加えたり、スライドにはCTAのリンクや自社の画像を追加したりする必要があります。また、AIツールの回答は正しいとは限らないので、必ず事実関係を確認しなければなりません。
コンテンツ作成の高速化の観点からはChatGPTは非常に有益なツールとなります。ウェビナーに利用するスライドの雛型は、AIによるコンテンツ作成の良い例と言えるでしょう。ChatGPTの活用によって、より強く顧客へ訴求できる内容を効率的に準備できることが期待されます。
参考資料