社内外の人とのオンライン会議で、録画機能は役に立つ
Zoomではオンライン会議の内容を録画する機能が提供されています。録画したオンラインセミナーを公開したり、議事録として会議の内容を保存したりするのに有効です。高品質の動画で保存できれば、動画を編集し、多くの人に公開することも可能です。米国の動画編集スタジオFilmkraftがZoom会議の録画方法について解説しています。
HDを有効化するなど、録画や画像に関する設定を変更する
Zoomには録画に関する設定がいくつかあります。まず、Zoomにログインして設定画面を開くと「レコーディング」のメニューがあります。録画した後の編集作業を考えると「参加者ごとに個別のオーディオファイルで録音」「サードパーティビデオエディター用に最適化する」を有効化することが推奨されます。
次に「ビデオ」のメニューでは「外見を補正する」を無効化します。画像が不鮮明になってしまうので、録画には向いていないからです。また、「HDを有効にする」をチェックする必要があります。
オンライン会議を開始したら、メニューにある「レコーディング」をクリックするだけで、録画が開始できます。特定のユーザーが話す内容に焦点を当てて録画したい場合は、そのユーザーを固定して表示させなければなりません。Zoomの画面では、そのユーザーを特定して「ビデオの固定」を選択すれば、他のユーザーが話していても、その都度、画面が切り替わるのを防ぐことができます。
ウェブカメラやマイク、照明を設置して、撮影に適した環境を整える
動画の品質には、ハードウェアや周囲の環境も影響があります。1080pの撮影できるウェブカメラや、高品質な外付けのマイク、コンピュータの周囲に付属できる照明などは代表的です。スマートフォンでZoomに参加している場合、小型の三脚も便利です。
Zoomで録画する際には、参加者が明るい照明を使い、目線よりも高い位置にカメラを配置するようにすると、画像の品質が高まることが知られています。また、パソコン付属のマイクよりも、口元に近いヘッドフォンのマイクの方が、音声品質が高まります。さらに、高速インターネットもZoomの品質に影響を与えます。録画をする際には、少なくとも発言する人は、良い撮影環境を揃えられるようにするのが望ましいでしょう。
まとめ
Zoomの録画機能は、社内外の人とオンライン会議を行う際に便利な機能です。解像度などの詳細なパラメーターを編集することはできませんが、画像や音声に関する設定や、ユーザーの環境を整えると、高い品質の動画を撮影することができるでしょう。
参考資料
https://www.filmkraft.tv/post/record-zoom-meetings
著者:Takayuki Sato