基礎的な準備を行うだけでオンラインレッスンの質は向上する
Zoomを使って教育の機会を提供するケースが増えています。コロナ禍によってオンラインでのレッスンが増加した今、無料で簡単に利用できるツールとしてZoomが採用されています。レッスンをオンラインへ移行するのに、初めは抵抗を感じるかもしれませんが、基礎的な準備を行えば、効果的なレッスンが行えるようになるでしょう。教育におけるIT利用を促進する米国企業Athlosが、Zoomでオンラインレッスンを行う際のポイントを紹介しています。
レッスン開始前に、受講者の映像やミュートに関するZoomの設定を確認する
オンラインかどうかに関わらず、そのレッスンで何を伝えるのかを明確にするステップは必要です。レッスンの目的、教材、双方向的なコミュニケーション方法、練習問題といった要素を網羅し、レッスンに臨みます。
Zoomでは、受講生の映像を表示するか、受講開始時にミュートしておくか、といった設定が可能です。レッスンの雰囲気や受講生の層に応じて、どの設定が最適化を決定します。また、講師は画面共有の設定を事前に確認し、パワーポイント資料などをレッスン中に表示できるようにしておきます。
オンラインレッスンでは、受講生とのコミュニケーションを促進する取り組みが必要です。Zoomではチャット機能や投票機能が利用可能なので、受講生が質問したり、コメントしたりできるよう、講師はその使い方を案内します。
アイスブレイクや補足資料を活用し、受講生の理解やエンゲージメントを高める
オンラインレッスンで良い体験を提供するには、場を温めるための「アイスブレイク」が有効です。レッスン開始直後に、受講生に対し、レッスンに対して望むものを質問する、関連する知識をどのくらい身に付けているか聞く、といった方法が考えられます。5~10分程度の時間を割くだけで、オンラインレッスンの効果を高めてくれます。
意欲のある受講生が、知識をより深められるよう、補足資料をレッスン後に公開すると、受講生から高い評価が得られます。書籍やオンラインの記事など、様々な情報が役に立つからです。資料へのリンクだけで情報共有ができるのは、オンラインレッスンの強みと言えます。
まとめ
オンラインレッスンでは、オフラインの場合と同様、事前の準備がレッスンの質に大きく影響します。Zoomは画面共有やチャット・投票と、受講生とのコミュニケーションを促進する機能を提供しているので、効果的に活用するようにしましょう。
参考資料