ビジネスのグローバル化によって、全世界どの場所にいても参加できるウェビナー では特に同時通訳が必要となる場面が増えました。今回は、Zoomウェビナー で「同時通訳」を行う方法についてご紹介します。
Zoomには同時通訳の機能「言語通訳」があります。こちらはAIが行う自動通訳ではなく、通訳をするのは通訳者になります。主催者がZoomウェビナー に通訳者を招待し、言語チャネルごとに通訳者を配置することで、参加者が任意の言語音声を切り替えて聞くことができる仕組みになります。言語通訳機能の事前準備や使用方法、利用する際の注意点を確認していきましょう。
▼主催者側の設定方法と使用方法
利用する際には「通訳者」と「通訳言語」を登録する必要があります。会議の設定時に事前登録するか、会議開始後に参加者の中から通訳者を登録することができます。ただし事前登録をしておけば、当日慌てることなくスムーズに会議が始められます。事前登録時には「通訳者のメールアドレス」が必要になりますので事前に聞いておきましょう。また、事前登録をした場合は、通訳者に「事前登録したメールアドレス」でログインしてもらうよう指示しておき、ログインできたかを確認しておきましょう。
▼参加者の設定方法と使用方法
参加者は、自分の聞きたい通訳言語を選択することができます。もちろん発言者のオリジナル音声と通訳音声は、それぞれミュートが可能になります。
Zoom Meetingの場合には、参加者全員が自身でマイクのオン/オフすることができます。誤操作でのミュート解除に気を付けるように事前に伝えておきましょう。発言者の声が聞こえ辛い場合、通訳に支障をきたすため、「発言時のみのマイクオン」の周知を徹底し、またインターネット環境が安定した場所から参加するよう促しましょう。
▼注意すべきポイント
Zoomの「言語通訳機能」は通訳専用の機材を使わずに同時通訳ができる便利な機能ですが、「トラブル発生時のテクニカルサポートが無い」「ブレイクアウトルームでは利用できない」などの制限があるため、事前の確認と注意が必要になります。