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AIを活用した文書ワークスペースZoom Docs

ToDoリストやWiki、作業管理表など、様々なコンテンツに利用可能
Zoom社は2024年8月、AIを活用した文書ソリューションZoom Docsの公開を発表しました。Zoom Workspaceを使用しているユーザーには追加のコストがなく提供されるもので、生成AIアシスタント機能をに用いて、生産性向上とコラボレーションの改善を目指します。Zoom社がZoom Docsの機能について解説しました。

Zoom Docsでは、議事録をToDoリストへ変換したり、Wikiや作業管理表を作成したりする使い方が考えられます。Zoom Workspaceのライセンスを持っている企業では、管理者が有効化すればZoom Docsの機能が利用できるようになります。

議事内容の編集や要約、翻訳を自動で行い、生産性向上に寄与する

「AIファースト」で開発されたZoom Docsは、作業の自動化・最適化を促進します。プロジェクト進捗報告、ブレインストーミング、朝礼、1on1、顧客サポートといった、あらゆるミーティングにおいて、AIコンバニオンが編集可能なファイルへ議事内容を登録します。さらに、議事内容を自動的に編集・要約することも可能です。その際に、文法ミスの修正や、言い回しの変更、多言語への翻訳といった機能も利用できます。これまで手入力で行っていた繰り返し作業を削減し、効率化を促進するのが狙いです。

文書の共同編集や編集・閲覧の権限設定といった高度な機能も提供される

Zoom Workspaceにおいてオンラインミーティングは核となる機能ですが、Zoom Docsは、さらにチーム内・チーム間の協業をスムーズにすることが期待されます。Zoom Docsからミーティングを開始したり、予約したりできるので、コミュニケーションが円滑になります。また、ミーティング中に、その参加者が同時に文書を編集できるため、意見をまとめるのも容易になります。モバイル機器から参加しているユーザーは、ログイン不要で文書が閲覧できるのも利点です。

参加者に対して編集・閲覧の権限設定が可能なので、その情報の機密性に応じて、柔軟な管理が行えます。また、Zoom Docsで作成された文書のリンクを取得して、チャットを介して送信すれば、他のユーザーへシェアすることもできます。

まとめ

Zoomは、ユーザー同士の結びつきを強め、チーム内・チーム間のコラボレーションを促進するプラットフォームへと進化しています。Zoom Docsは情報を一元的に集約し、情報共有を容易にすることが期待されています。

参考資料
https://news.zoom.us/zoom-docs-launch/
著者:Takayuki Sato

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