Zoom Workplaceに統合され、生成系AIにより生産性向上に寄与する
Zoom社は2024年10月にAIコンパニオン2. 0を公開しました。日々の作業を効率化するためのAIアシスタント機能を拡張したもので、ユーザーが重要な情報に集中できるよう支援します。既存の有料ユーザーは追加のコストなしで利用できるのが特長です。Zoom社がAIコンパニオン2. 0について解説しています。
AIコンパニオン2.0はZoom Workplaceアプリのサイドパネル内に表示されます。以前の操作や現在の仕事に関連しそうなコンテンツを表示し、次に行うべき作業を明確にする機能が提供されます。また、Zoom Workplaceに含まれるミーティング機能やチャット機能、さらに、Microsoft OutlookやGmailといったサードパーティアプリとの連携も含まれています。
ミーティングに関連した内容について、自然な会話形式での質問と応答
AIコンパニオン2.0では生成系AIを活用し、ミーティング中、あるいはミーティング後に会話形式で質問に対する答えを得ることができます。例えば、「この会議の内容は?」「何のタスクが私に割り当てられましたか?」「彼の上長は誰ですか?」「この会議の結論を教えてください」といった質問が考えられます。
その他にも生成系AIの機能は多岐にわたります。Eメールやチャットの内容をまとめたり、会議後に参加者へ送るメールの内容を書き起こしたりといった使い方があります。さらに、ブログやミーティングの議題・進行の下書きを作成させることもできます。
社内資料やインターネット上の情報に関して要約を行う
AIコンパニオン2. 0は文書の要約にも効果を発揮します。Zoom Docs、Google Doc、Word文書といったファイルを読み込んで、その要点を書き出します。AIコンパニオンに処理・分析させるため、社内資料やマニュアル、ポリシーをアップロードしておくと、それらの情報についても自然な会話形式で尋ねることができるようになります。
まとめ
Zoom AIコンパニオンは、以前のバージョンから日本語にも対応しています。セキュリティやプライバシーにも配慮しながら、生成系AIの活用を推進してきました。社内の資料からインターネット上の公開情報まで情報を集約してくれるので、ユーザーの生産性向上に大きく寄与することが期待されます。
参考資料
AI Companion 2.0 launches, helping to transform work and get more done
Author:Takayuki Sato