ウェビナー/ZOOM

メタバースを活用したハイブリッドイベント

仮想空間内でユーザー同士が交流できる機会を与えるメタバース

ハイブリッドイベントの成否を左右するのは参加者のエンゲージメントだと言われています。オンラインの参加者が、単にパソコンの前でセミナーを聞いているだけではなく、オフラインの参加者を含めて積極的にイベントへ参加できる要素が必要です。大手テック企業を含めて仮想空間でユーザー同士が交流できるメタバースの開発が進んでおり、この技術をハイブリッドイベントへ活用しようとする動きが見受けられます。Vii社がメタバースを活用したハイブリッドイベントについて解説しました。

アバターやNFTといった機能をカスタマイズし、新たなユーザー体験をもたらす

メタバース空間は、現実世界のように容量の限界がなく、どれほどの人数が参加しても優れたユーザー体験が提供できます。また、仮想空間である利点を活かし、双方向的なイベントを自由にカスタマイズして用意できるのも利点です。例えば、参加者を仮想空間内で表現するアバターや、バーチャルな資産を売買できるNFTといった機能は、幅広い参加者に訴求できます。
メタバース空間は、一度イベントを開催して終わりというものではなく、繰り返し利用できる環境になります。そのイベントの目的に合わせて、異なる機能や魅力的な要素を追加していきます。参加者を魅了し「バズる」コンテンツを生み出せれば、参加者の滞在時間も長くなり、エンゲージメントを高まることが期待されます。

メタバース技術の発展とともに、ネットワーキングを容易にする可能性に期待

メタバースは、まだ、その可能性が議論されている段階にあるかもしれませんが、技術の発展と共に、容易にネットワーキングできる手段として普及していくことが見込まれています。参加者同士のエンゲージメントを高めるという目的において、今後のハイブリッドイベントにはメタバースの要素が含まれていくのではないでしょうか。

まとめ

メタバース空間は、ユーザー同士が感情的な結びつきを覚え、エンゲージメントを向上させる可能性があります。ハイブリッドイベントをひとつの体験として記憶し、参加者により強い印象を与えるでしょう。参加者の居場所に関わらず、簡単に多くの人と交流できるメタバースは、今後の発展が期待されます。

参考資料

Storytelling at Virtual & Hybrid Events Using Metaverse Platform Experience


著者:Takayuki Sato

関連記事