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ハイブリッドセミナーのメリットとデメリット

参加者の人数を増やし、エンゲージメントを高められる

ハイブリッドセミナーは、コロナ禍を経て、多くの企業で採用されるようになりました。対面のイベントに、オンラインの要素を組み合わせるハイブリッドセミナーの理解を深めるよう、vFairs社が、そのメリットとデメリットについて解説しています。
ハイブリッドセミナーの明らかな利点として、参加者の人数を増やせる点が挙げられます。旅費や時間の制約で参加できなかった人や、会場の容量の問題で集客できなかった層も、オンラインの要素があれば制限なく、参加できるからです。
ある調査では、イベントに協賛する企業のうち、約72%はハイブリッドセミナーに参加したいと回答していました。スポンサーとなる企業にとって、対面の参加者とオンラインの参加者の双方にリーチできるのは、大きな利点となります。加えて、会場での展示だけでなく、オンラインでのライブ配信で、ターゲットとする層に対するエンゲージメントを高めることも可能です。

運営の難易度が上がり、技術的な課題も乗り越える必要がある

ハイブリッドセミナーのデメリットとしては、運営の難易度が上がってしまう点が挙げられます。担当者のリソースが限られている場合、異なるチャネルでセミナーを同時に開催するのは、至難の業です。例えば、通信障害が発生すればオンラインでの参加者がアクセスできなくなるので、セミナーの体験を悪化させてしまいます。ある調査では、67%のイベント運営者が円滑なユーザー体験のために技術的な課題を解決する必要があると回答しています。
これまで、多くの人は対面でのイベントに慣れ親しんできました。また、コロナ禍でオンラインセミナーを経験した人も増えています。しかし、ハイブリッドセミナーは、どちらとも異なるフォーマットであり、運営者側も参加者側も、その変化に対応するような心構えが求められています。

まとめ

参加者に複数の選択肢を与えるハイブリッドセミナーは、エンゲージメントを高めたい運営者にとっても優れた手法と言えます。メリットとデメリットを理解した上で、円滑な運営を目指していけば、ユニークな体験を提供できるようになるでしょう。

参考資料

Hybrid Events: 5 Pros and Cons 


著者:Takayuki Sato

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