価値あるコンテンツを提供できるウェビナーを好むユーザーは多い
ウェビナーは、2025年においても有効なマーケティング施策の一つです。ユーザーは、単なる広告よりも、ウェビナーのような価値のあるコンテンツや、自身が抱える問題を解決してくれる詳細な情報を高く評価します。ウェビナーが優れたフォーマットであることを示す統計データについてContrast社が解説しています。
ある調査では、91%のB2B購買担当者がウェビナー形式のコンテンツを好むと回答しています。B2Bマーケティング担当者にとっても有効な手段であり、ウェビナーはオフラインのイベントに次いで、2番目に成果を上げている施策です。また、見込み顧客の質についても、平均を上回る結果となっています。
6割のユーザーはオンデマンドで視聴
ウェビナーへの登録を促す手段としては、Eメールキャンペーンが最も効果的である一方、広告は最も効率が低いという結果が出ています。また、ウェビナーの登録ページにおけるコンバージョン率は、最大59%を記録しています。ウェビナー実施日の2週間前までに、参加者の78.9%は登録を済ませており、当日に登録するユーザーも9%存在しました。
Contrast社の調査によれば、ウェビナーに登録したユーザーのうち、実際に視聴したのは58.4%にとどまりました。また、視聴回数のうち63%は、ライブではなく後日オンデマンドで再生されたものでした。
ターゲットを絞り込んだ100人以下のウェビナーは参加率が高い
30~45分のウェビナーは、60分のものと比べて、ライブでの参加率が5%高いという調査結果が得られました。さらに、ニーズに細かく対応できるよう、ターゲット層を絞り込んだ小規模なウェビナーは、より効果的だと考えられています。特に、参加者が100人以下のウェビナーは参加率が高く、1,000人以上では参加率が低下する傾向が見られました。
ウェビナーの内容を、ブログやメールマガジンなど他のフォーマットへ再利用する手法は、投資対効果を高める有効な方法です。Contrast社の場合、一回のウェビナーから平均して3~4個のコンテンツを作成でき、さらに4つのショート動画に切り抜くことができました。AIツールを活用することで、コンテンツ再利用にかかる時間を4~10時間削減し、平均して20%多くのコンテンツを作成しています。
まとめ
ウェビナーを成功させるためには、ユーザーのニーズや行動パターンを理解しなければなりません。ウェビナー市場に関する統計データや、自社の実績をもとに最適化を進める必要があります。
参考資料
https://www.getcontrast.io/learn/webinar-statistics
Author:Takayuki Sato